廃市

企画・監督・編集・作曲:大林宣彦、脚本:内藤誠・桂千穂、原作:福永武彦

1980年代前半の柳川の風景

小説家福永武彦(福岡県出身)の同名作品を原作に映画化されたもので、監督は、大林宣彦氏。

設定は架空の町と言われていますが、柳川が生んだ詩聖北原白秋の詩集『思ひ出』に「廃市」という言葉が出てきます。撮影は柳川オールロケの作品。柳川での撮影はわずか2週間ほどだったと言われています。主人公が川下りをする風景など、掘割沿いでの撮影が多い作品です。

冒頭やラストシーンに出てくる駅は、旧国鉄佐賀線の筑後柳河駅。昭和62年に廃線となっており、今は見る事はできません。

柳川観光大使でもある大林監督は、毎年11月に開催される白秋祭水上パレードに時々乗船されています。

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