106人の侍町
南は宮永町、東は三橋町に接する町、奥州町。かつては奥州小路と言われ、立花宗茂が奥州(福島県)棚倉から柳川藩主へと命を受けた時に引き連れて来た侍106人に割り当てられた小路です。それ故、小路に「奥州」を冠しました。奥州町という町名は、日本ではこの奥州町以外ありません。
奥州町には杉森高校や福厳寺などがあります。杉森高校は明治35(1905)年、杉森シカが女子教育の場として私塾杉森女紅会を創立したことから始まります。また、福厳寺は立花柳川藩の歴代藩主の霊廟があり、毎年大晦日は除夜の鐘の音が辺りに響きます。 奥州町は、柳川の歴史が集う場所なのです。