あまくて、おおきい…

徐々に寒くなり始める冬の夜、いちご栽培のハウスにロマンティックな光が灯ります。

今やインターナショナルブランドとして注目を集めているいちご「あまおう」は、柳川をはじめとする福岡県南部で生産されています。8年もの年月をかけて誕生した「あまおう」は大変希少価値の高いいちごです。

 

いちごづくりは足かけ2年といわれています。 1年かけて苗づくりを行い、その苗を秋にハウスの中で定植栽培し、冬に収穫するという足かけ2年の歳月をかけて「あまおう」 は育まれます。「定植までにいかに丈夫な苗を作れるか」がいちばんのポイントなのだそう。いちごづくりは苗づくりにはじまり、土づくり、病気を防ぐための土壌の太陽熱消毒、ハウスの加湿、収穫、出荷と一年中神経を使うそうです。

 

現在柳川で「あまおう」を生産する農家は53名、年間出荷量は480トン、年間販売高は5億4千万円にものぼります。出荷期間は11月下旬から5月下旬にかけて。主に関東、関西、九州地区に出荷しています。あまくて、まるくて、おおきくて、うまい「あまおう」は全国でも評判ですが、台湾や香港などにも輸出され、海外でも人気が高まっています。

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